海外競馬における名馬

名馬

世界の名馬アンケートをすると、上位の馬はだいたい同じになりますが、どの馬が最強なのかと言うと、ファンにはそれぞれの想いがあり定まりません。全勝馬が最強というなら、フランケルでしょうか。14戦14勝、うちG1が10勝と文句無い成績で、そのほとんどが余裕の勝利でした。しかし、主戦がマイル(1600m)で、競馬の王道とされる2400mは走っていないことから、最強馬と言われる事は少ないです。

同じ全勝なら戦績は少ないですが4戦4勝のラムタラはどうでしょう。初戦の準重賞を勝ってから体調を崩し、捻挫や肺の感染症というトラブルに見舞われながらも、なんとかぶっつけで挑んだダービーに勝ち、そこからヨーロッパの王道レース、 キングジョージ、凱旋門賞を勝ち無敗のまま引退。こちらは王道レース全てに勝っており、最強に相応しい戦績ですが、2着馬とのつけた着差が少ないなどの理由で最強馬に挙げられることは少ないです。

他には馬の力を表す数値、レイティングで世界最高値をつけたシーバード、アメリカの三冠馬で、3冠目のベルモントステークスで2着馬に31馬身つけたセクレタリアトなどは、世界最強馬とされる事が多いです。海外の王道とされる凱旋門賞やキングジョージには、日本馬も参戦し善戦しています。テレビ中継も行われ馬券も買えるようになった今、海外競馬が熱い。